C言語:関数とは?

目次

関数

1. 関数とは何か?

関数は、一連の処理をまとめたものです。例えば、何度も同じ計算をするような場合、その計算処理を関数として作成し、必要なときに呼び出すことができます。これにより、同じ処理を何度も書く手間を省くことができます。

2. 関数の作成と呼び出し方

関数を作成するためには、次のような手順を踏みます。

// 関数の宣言(プロトタイプ宣言)
int add(int a, int b);

// 関数の定義
int add(int a, int b) {
    return a + b;
}

この例では、addという名前の関数を作成しています。この関数は、二つの整数を受け取り、それらを足した結果を返します。

そして、関数を呼び出す際には、その名前を使って引数を渡します。

int result = add(3, 5); // add関数を呼び出し、結果をresultに代入

この例では、add関数を呼び出しています。35が引数として渡され、関数内で処理された後、結果がresultに代入されます。

3. 引数と戻り値

関数は、引数を受け取って処理を行い、結果を返すことができます。引数は関数に渡す情報であり、戻り値は関数から受け取る情報です。

int multiply(int x, int y) {
    return x * y;
}

この例のmultiply関数は、二つの整数を受け取り、それらを掛けた結果を返します。関数が戻り値を持つ場合は、returnキーワードを使って値を返します。

関数はプログラムを整理し、同じ処理を繰り返し書く必要性を減らす強力なツールです。使い方をマスターすることで、プログラムをより効率的に記述することができます。

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