この記事では、基本的なPythonのファイル操作(作成、削除、取得、実行、確認)を解説します。
始めての方でも安心して学べるよう、会話形式と実際のコード例を交えながら解説してます!
Pythonでファイルを開く、閉じる方法
開いたり閉じたりするには以下のように書きます。
pythonでファイルを開く

ファイルを開くにはこのようにopen()
関数を使うんだ。
第一引数にファイルのパス、第二引数にモードを指定するよ。
# 読み込みモードで開く場合
with open('ファイルのパス', 'r') as file:
# ファイルを読み込む処理
# 書き込みモードで開く場合
with open('ファイルのパス', 'w') as file:
# ファイルに書き込む処理
# 追記モードで開く場合
with open('ファイルのパス', 'a') as file:
# ファイルに追記する処理
このコードの中で、'ファイルのパス'
は対象のファイルのパスを指定します。
また、第二引数にはファイルを開くモードを指定します。



モードって何?



モードはファイルを開く目的を指定するもので、
例えば、’r’は読み込み、’w’は書き込みを意味するよ。
'r'
: 読み込みモード (read)
'w'
: 書き込みモード (write)。既存のファイルが存在する場合、内容が上書きされます。
'a'
: 追記モード (append)。既存のファイルが存在する場合、内容が継続して追記されます。
pythonでファイルを閉じる
ファイルの処理後に必ず閉じるようにするには
with
文を使うことで、ファイルの処理が終了した際に自動的にファイルが閉じられます。
Pythonでファイルの作成や削除方法
作成や削除方法は以下のように書きます。
pythonでファイルの作成



新しいファイルを作るにはどうすればいいの?



open()
関数のモードに'w'
(書き込みモード)を指定すれば、新しいファイルが作成されるよ。



それで、何か書き込むことができるってこと?



そうだね。新しく作成したファイルに書き込みたいデータを指定すればいいよ。
# ファイル 'new_file.txt' を書き込みモード ('w') で開く
with open('new_file.txt', 'w') as file:
# データを書き込む
file.write('これは新しいファイルです。')



これで新しく作成してデータを書き込むことができるよ。
'w'
: 書き込みモード。指定されたファイルが存在すれば内容を上書きし、存在しなければ新しく作成する。
pythonでファイルの削除



削除できるの?



できるよ。os.remove()
関数を使って削除できるんだ。



削除の方法を教えて



こうだよ。
import os
# 削除するファイルのパスを指定
file_path = 'unnecessary_file.txt'
# 削除
os.remove(file_path)
# 削除が成功した旨を表示
print(f'{file_path}を削除しました。')



これで不要なファイルを削除できるよ。
補足:
os.remove()
: 指定されたファイルを削除する関数。
ディレクトリの場合は以下の記事をご確認ください。


Pythonでファイルを取得する方法



他のプログラムで使われている
ファイルの内容を取得したいことってあるよね?
取得するにはどうすればいい?



そうだね。他のファイルの内容を取得するには、同じくopen()
関数を使って開いて、その内容を取得すればいいよ。



内容を取得する時の書き方を教えて



内容を取得するときはこのように書くよ
# ファイル 'existing_file.txt' を読み込みモード ('r') で開く
with open('existing_file.txt', 'r') as file:
# 内容を全て読み込んで変数 content に格納する
content = file.read()
# 内容をコンソールに表示する
print(content)



これで他のプログラムで使われているファイルの内容を取得できるよ。



こうやって取得するんだね!
Pythonでファイルを実行する方法



実行ってできる?



もちろん実行も出来るよ。例えば、Pythonスクリプトをファイルから読み込んで実行することができるんだ。



実行の書き方も教えて



実行するには、exec()
関数を使えばいいよ。
# ファイル 'script.py' を読み込みモード ('r') で開く
with open('script.py', 'r') as file:
# 内容を全て読み込んで変数 script_content に格納する
script_content = file.read()
# 読み込んだスクリプトの内容を実行する
exec(script_content)



これでファイルからPythonスクリプトを読み込んで実行できるよ。



ありがとう。実行の書き方も分かった!
補足:
exec()
: 文字列として渡されたPythonコードを実行する組み込み関数。
Pythonでファイルの存在を確認する方法



存在するかどうか確認することはできるの?



そうだよ。os.path
モジュールを使って存在を確認できるんだ。



存在するかどうか確認する書き方を教えて



存在を確認するにはこのように書くよ。
import os
# ファイルのパスを指定
file_path = 'example.txt'
# 指定されたファイルが存在するかどうかを確認
if os.path.exists(file_path):
# 存在する場合、その旨を表示
print(f'{file_path}は存在します。')
else:
# 存在しない場合、その旨を表示
print(f'{file_path}は存在しません。')



これで存在を確認できるよ。



ありがとう!存在を確認する時はこうやって書くんだね!
補足:
os.path.exists()
: 指定されたパスが存在するかどうかを確認する関数。
まとめ
ファイル操作まとめ
- 開く:
open()
関数を使って開きます。第一引数にファイルのパス、第二引数にモードを指定します。- モードには、読み込みモード(
'r'
)、書き込みモード('w'
)、追記モード('a'
)などがあります。
- 閉じる
with
文を使うことで、処理が終了した際に自動的に閉じられます。
- 作成:
open()
関数のモードに書き込みモード('w'
)を指定して開くことで、新し作成できます。
- 削除:
os.remove()
関数を使って削除できます。
- 取得
open()
関数を使って開いて取得できる。
- 実行
exec()
関数を使う。
- 存在の確認:
os.path.exists()
関数を使って存在を確認できます。