【SQL】データ抽出の基本:SELECT文の使い方を解説

目次

SQLデータの抽出方法を初心者向けに解説

SQLでのデータの抽出には、SELECT文を使用します。
また、特定の条件でのデータの選択にはWHERE句
   結果の並び替えにはORDER BY句
   取得する行数の制限にはLIMIT句が使われます。

この記事では、初心者向けにこれらの抽出方法を詳しく解説します。

SQLのSELECT文を使ったデータの抽出

SELECT文は、データベースから情報を抽出するための命令文です。
特定の列や全ての列を指定して、それらの値を抽出します。

新人:グラミちゃん

SELECT文って具体的にどんな使い方があるの?

エンジニア:プロくん

SELECT文は、例えば従業員の名前や給与など、特定の列のデータを抽出するときに使うよ。

基本構文

SELECT 列名 FROM 表名;

例文

例えば、従業員テーブルから全ての従業員の名前を抽出するには次のようにします。

SELECT name FROM employees;

SQLのWHERE句を使った条件指定

WHERE句を使用すると、特定の条件を満たす行だけを抽出できます。条件は比較演算子を使って指定されます。

基本構文

SELECT * FROM 表名 WHERE 条件式;

例文

例えば、部門が”Marketing”の従業員だけを抽出するには次のようにします。

SELECT * FROM employees WHERE department = 'Marketing';
新人:グラミちゃん

WHERE句って具体的にどんな使い方があるの?

エンジニア:プロくん

WHERE句を使うと、たとえば部門が”Marketing”の従業員だけを抽出できるんだ。

SQLのORDER BY句を使った並び替え

ORDER BY句を使用すると、抽出される結果セットを指定した列で昇順または降順に並び替えることができます。

基本構文

SELECT * FROM 表名 ORDER BY 列名 [ASC|DESC];

例文

例えば、価格の高い順に製品を並び替えるには次のようにします。

SELECT * FROM products ORDER BY price DESC;
新人:グラミちゃん

ORDER BYって何に使うんだっけ?

エンジニア:プロくん

ORDER BYは、例えば価格の高い順に並び替えたいときに使うよ。

SQLのLIMIT句を使った結果セットの制限

LIMIT句を使用すると、取得される結果セットの行数を制限することができます。
これは特に大量のデータを処理するときに便利です。

基本構文

SELECT * FROM 表名 LIMIT 行数;

例文

例えば、最初の10行だけを抽出するには次のようにします。

SELECT * FROM orders LIMIT 10;
新人:グラミちゃん

LIMITって使う場面って?

エンジニア:プロくん

例えば、大量のデータがあって、最初の10行だけを見たいときに使うよ。

まとめ

この記事では、初心者向けにSQLデータの抽出方法を解説しました。SELECT文を使ってデータを選択し、WHERE句で条件を指定し、ORDER BY句で結果を並び替え、LIMIT句で結果セットを制限する方法を学びました。これらの基本構文などをマスターすることで、より効率的にデータを取得できるようになります。

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