Python :正規表現

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正規表現とは?

正規表現は、文字列のパターンを記述するための特別な言語です。これは、特定のパターンに一致する文字列を検索、抽出、置換するための強力なツールです。Pythonなど多くのプログラミング言語でサポートされており、さまざまな場面で活用されます。

正規表現は基本的な構成要素から始まります。例えば、文字や数字、特殊文字(アスタリスクやドットなど)を使用して特定の文字列パターンを定義します。これを使用することで、特定の条件に一致する文字列を簡潔かつ柔軟に見つけることができます。

正規表現の一般的なパターンには、次のようなものがあります:

  1. リテラル: 特定の文字とその文字との一致。例えば、abcは文字列中の”abc”と一致します。
  2. メタキャラクタ: 特別な意味を持つ文字。例えば、^は文字列の先頭にマッチし、$は文字列の末尾にマッチします。
  3. 文字クラス: [...]内で一致させる文字の範囲を指定します。例えば、[a-zA-Z]は英字全体にマッチします。
  4. 量指定子: 一致する文字の量を指定します。*(0回以上の繰り返し)や+(1回以上の繰り返し)、{n}(ちょうどn回の繰り返し)などがあります。
  5. グループ化とキャプチャ: ()を使用してグループを作成し、一致させたい部分をキャプチャできます。

Pythonでは、re(正規表現を操作するためのモジュール)を使用して正規表現を扱います。以下はPythonでの簡単な正規表現の例です:

import re

# 文字列中に数字が含まれているかをチェックする例
pattern = r'\d+'  # 数字が1回以上続くパターン
text = "abc 123 def"

match = re.search(pattern, text)  # パターンを文字列中で探す

if match:
    print("マッチしました:", match.group())  # マッチした部分を表示
else:
    print("マッチしませんでした")

正規表現は非常に強力ですが、パターンを正確に記述するためには練習が必要です。基本から始めて少しずつ慣れていくと良いでしょう。

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