JavaのStringクラスのvalueOf()
メソッドは、指定された値を文字列に変換します。このメソッドは、さまざまなデータ型の値を文字列として表現するために使用されます。ここでは、このメソッドの基本的な使い方とその動作について説明します。
目次
StringクラスのvalueOf()メソッド
valueOf()
メソッドの基本的な構文
valueOf()
メソッドの基本的な構文は次の通りです。
static String valueOf(Object obj)
使用例
以下は、valueOf()
メソッドの使用例です。
int number = 123;
String numberString = String.valueOf(number);
System.out.println(numberString); // 出力: "123"
上記の例では、整数型の変数number
の値を文字列に変換しています。
値の文字列表現の取得
valueOf()
メソッドは、様々なデータ型の値を文字列に変換します。以下は、いくつかの例です。
double value = 3.14;
String doubleString = String.valueOf(value);
boolean flag = true;
String booleanString = String.valueOf(flag);
char character = 'A';
String charString = String.valueOf(character);
上記の例では、倍精度浮動小数点数、ブール値、文字などの値が文字列に変換されています。
nullの処理
valueOf()
メソッドは、引数がnull
の場合でも文字列"null"
を返します。
Object obj = null;
String nullString = String.valueOf(obj);
System.out.println(nullString); // 出力: "null"
上記の例では、null
が文字列"null"
に変換されています。
結論
JavaのStringクラスのvalueOf()
メソッドは、指定された値を文字列に変換するために使用されます。さまざまなデータ型の値を文字列として表現する際に便利であり、特に文字列連結や文字列操作などの場面で役立ちます。