Javaのプログラミングにおいて、文字列を操作する際に特に重要な機能の一つが、部分文字列を取得することです。この機能を実現するために、JavaのStringクラスにはsubstring()メソッドが用意されています。ここでは、このメソッドの詳細について解説します。
目次
substring()メソッドとは
substring()メソッドは、指定された範囲の部分文字列を返すためのメソッドです。つまり、文字列内の特定の位置から始まる一部を取り出すことができます。このメソッドは、以下のシグネチャで定義されています:
public String substring(int beginIndex)
public String substring(int beginIndex, int endIndex)
beginIndex
パラメータは、部分文字列の開始位置を示します。この位置は0から始まるインデックスで表されます。endIndex
パラメータは、部分文字列の終了位置を示します(終了位置の文字は含まれません)。
substring()メソッドの使用例
以下の例では、substring()メソッドを使用して、文字列内の部分文字列を取得しています:
public class Main {
public static void main(String[] args) {
String str = "Hello, world!";
System.out.println("Original string: " + str);
String sub1 = str.substring(7);
System.out.println("Substring from index 7: " + sub1);
String sub2 = str.substring(7, 12);
System.out.println("Substring from index 7 to 12: " + sub2);
}
}
この例では、”Hello, world!”という文字列から、7番目のインデックスから始まる部分文字列と、7番目から12番目までの部分文字列を取得しています。
substring()メソッドの注意点
substring()メソッドを利用する際には、いくつかの注意点があります:
beginIndex
は常に0以上である必要があります。また、endIndex
はbeginIndex
以上である必要があります。endIndex
が文字列の長さより大きい場合、endIndex
は文字列の長さに置き換えられます。
まとめ
substring()メソッドは、JavaのStringクラスにおいて部分文字列を取得するための重要な機能です。適切に利用することで、文字列を効率的に操作することができます。注意点を押さえた上で、柔軟に文字列の操作を行いましょう。