Javaプログラミング言語では、文字列を操作する際に便利なStringクラスが提供されています。その中で、文字列の長さを取得するための便利なメソッドがあります。それがlength()
メソッドです。
この記事では、JavaのStringクラスのlength()
メソッドについて詳しく見ていきましょう。
目次
length()
メソッドとは?
length()
メソッドは、Stringクラスのインスタンスに含まれる文字列の長さ(文字数)を返すメソッドです。つまり、このメソッドを呼び出すと、対象の文字列が何文字で構成されているかを取得することができます。
length()
メソッド 使用例
String str = "Hello, World!";
int length = str.length();
System.out.println("文字列の長さ: " + length); // 出力: 文字列の長さ: 13
上記の例では、str
という文字列の長さをlength()
メソッドを使って取得し、その結果を出力しています。
length()
メソッド 注意点
length()
メソッドは、文字列の長さを取得するだけであり、文字列内の各文字のUnicodeのコード・ポイントの数を返します。したがって、マルチバイト文字やサロゲートペアを含む文字列の場合、期待通りの結果が得られるとは限りません。マルチバイト文字の場合は、length()
メソッドではバイト数ではなく、文字数が返されます。
length()
メソッド サンプルコード
String str = "こんにちは"; // マルチバイト文字の例
int length = str.length();
System.out.println("文字列の長さ: " + length); // 出力: 文字列の長さ: 5
上記の例では、日本語の文字列 “こんにちは” の長さを取得しています。この文字列は5文字から構成されていますが、実際のバイト数は10です。このように、マルチバイト文字を扱う場合は注意が必要です。
まとめ
JavaのStringクラスのlength()
メソッドは、文字列の長さを取得するための便利なメソッドです。ただし、マルチバイト文字やサロゲートペアを含む文字列を扱う際には注意が必要です。正確な文字列の長さを取得するには、適切に処理する必要があります。