この記事を読むことで、JavaのStringクラスのlastIndexOf()メソッドの使い方と、実際の例を学ぶことができます。
また、このメソッドを使用して文字列内で特定の部分文字列を見つける方法や、オプションのパラメータを利用して検索範囲を制限する方法について理解することができます。 Javaプログラミングにおいて文字列の操作や検索処理を行う際に役立つ情報が得られます。
lastIndexOf()メソッドとは
Javaプログラミングにおいて、文字列を扱う際に便利なメソッドの1つに、StringクラスのlastIndexOf()メソッドがあります。このメソッドは、指定された文字列が最後に出現する位置を返すもので、文字列の検索や操作に役立ちます。
lastIndexOf()メソッドの構文
public int lastIndexOf(String str)
パラメータ
- str: 検索する文字列
戻り値
- 指定された文字列が見つかった場合、その文字列が最後に出現するインデックスを返します。見つからない場合は-1を返します。
例
public class Main {
public static void main(String[] args) {
String str = "Hello World! Hello Java!";
int lastIndex = str.lastIndexOf("Hello");
System.out.println("最後に\"Hello\"が出現する位置: " + lastIndex);
}
}
出力
最後に"Hello"が出現する位置: 13
解説
この例では、”Hello World! Hello Java!”という文字列から”Hello”が最後に出現する位置を求めています。lastIndexOf()メソッドは最後に見つかった位置を返すので、出力は13となります。
複数の文字列の検索
lastIndexOf()メソッドは単一の文字列だけでなく、部分文字列の検索にも利用できます。以下の例では、”Hello World! Hello Java!”から”Hello”が最後に出現する位置を求めています。
public class Main {
public static void main(String[] args) {
String str = "Hello World! Hello Java!";
int lastIndex = str.lastIndexOf("Hello", 12); // インデックス12以前での検索
System.out.println("最後に\"Hello\"が出現する位置: " + lastIndex);
}
}
この場合、12を指定することで、文字列の先頭から12文字目までを対象として検索します。その結果、出力は0となります。
まとめ
JavaのStringクラスのlastIndexOf()メソッドは、指定された文字列が最後に出現する位置を返す便利なメソッドです。このメソッドを使用することで、文字列内で特定の部分文字列を検索し、その位置を素早く特定することができます。また、オプションのパラメータを使用して、検索範囲を制限することもできます。文字列の操作や検索処理を行う際に、lastIndexOf()メソッドを活用することで、効率的かつ簡潔なコードを記述することができます。