Javaのround()
メソッドは、小数を最も近い整数に丸めるための便利な機能です。このメソッドは、数学的な演算やデータの処理において広く使用されています。この記事では、round()
メソッドの使い方、動作、および例を詳しく解説し、読者が小数の丸めに関する理解を深めることを目指します。
目次
round()
メソッドの概要
Javaのround()
メソッドは、java.lang.Math
クラスに属しており、以下のように定義されています。
public static long round(double a)
public static int round(float a)
このメソッドは、与えられた小数を最も近い整数に丸めた値を返します。
round()
メソッドの使用方法
round()
メソッドは、与えられた小数を最も近い整数に丸めます。小数点以下の値が0.5以上の場合は、次の整数に、0.5未満の場合は、前の整数に丸められます。
round()
メソッドの例
以下の例では、round()
メソッドを使用して小数を最も近い整数に丸める方法を示します。
public class Main {
public static void main(String[] args) {
double num1 = 3.14;
float num2 = 2.71f;
System.out.println("Rounded value of " + num1 + " is " + Math.round(num1));
System.out.println("Rounded value of " + num2 + " is " + Math.round(num2));
}
}
出力例
Rounded value of 3.14 is 3
Rounded value of 2.71 is 3
まとめ
round()
メソッドは、与えられた小数を最も近い整数に丸めます。- 0.5以上の小数は次の整数に、0.5未満の小数は前の整数に丸められます。
round()
メソッドは、double
型やfloat
型の引数を取りますが、返り値はlong
型またはint
型です。
round()
メソッドは、金額の丸めや統計データの整形など、さまざまな場面で利用されます。このメソッドを活用することで、数値の処理を効率的に行うことができます。