【Java】BigDecimalクラスのround()メソッドの使い方と例

Javaプログラミングにおいて、BigDecimalオブジェクトの数値を指定された精度に丸めることは、数値計算においてよく使用される操作です。BigDecimalクラスは、そのような操作をサポートするために、round()メソッドを提供しています。この記事では、BigDecimalクラスのround()メソッドについて詳しく解説します。

BigDecimalのround()メソッドとは？

BigDecimalクラスのround()メソッドは、このBigDecimalオブジェクトの数値を指定された精度に丸めます。

round()メソッドの構文

public BigDecimal round(MathContext mc)

round()メソッドの使用例

以下の例では、round()メソッドを使用してBigDecimalオブジェクトの数値を3桁の精度に丸めます。

import java.math.BigDecimal;
import java.math.MathContext;

public class Main {
    public static void main(String[] args) {
        // BigDecimalオブジェクトの作成
        BigDecimal value = new BigDecimal("123.456789");
        
        // MathContextオブジェクトの作成（3桁の精度）
        MathContext mathContext = new MathContext(3);
        
        // round()メソッドを使用して数値を3桁の精度に丸める
        BigDecimal result = value.round(mathContext);
        
        // 丸めた結果の出力
        System.out.println("丸めた結果: " + result);
    }
}

このコードでは、123.456789というBigDecimalオブジェクトを作成し、round()メソッドを使って数値を3桁の精度に丸めます。結果として、123が出力されます。

注意点

• round()メソッドは、このBigDecimalオブジェクトの数値を指定された精度に丸めます。
• MathContextオブジェクトを使用して丸める精度を指定します。

結論

JavaのBigDecimalクラスのround()メソッドは、BigDecimalオブジェクトの数値を指定された精度に丸めるための便利な方法です。数値の丸めを行いたい場合には、round()メソッドを使用して簡単に操作することができます。