Javaの演算子は
プログラミング言語において、値や変数に対して実行する操作を示す記号やキーワードのことです。
演算子を使用することで、数値の計算や条件の比較、論理的な操作などが可能となります。
今回はJavaの演算子について一緒に学びましょう!
Javaの演算子の基本概念
演算子は様々な種類がありますが、主なカテゴリには算術演算子、比較演算子、論理演算子、代入演算子、ビット演算子などがあります。
java 演算 子 一覧
Javaの算術演算子とは?基本の使い方まで
加算演算子(+)
加算演算子は数値を加算するために使用されます。
int a = 5;
int b = 3;
int sum = a + b; // sumは8になります
これは数値を足し算する演算子ですね。
そうだね。a
とb
を足して、結果をsum
に代入しているよ。
減算演算子(-)
減算演算子は数値の減算に使われます。
int a = 7;
int b = 4;
int difference = a - b; // differenceは3になります
減算演算子は引き算だよね。
そうだよ。a
からb
を引いて、その結果をdifference
に格納しているよ。
乗算演算子(*)
乗算演算子は数値を掛け算します。
int a = 2;
int b = 6;
int product = a * b; // productは12になります
乗算演算子は掛け算のためのものだね。
そうだよ。a
とb
をかけて、その結果をproduct
に入れているよ。
除算演算子(/)
除算演算子は数値を割り算します。
int a = 10;
int b = 2;
int quotient = a / b; // quotientは5になります
除算演算子は割り算のために使われるんだよね。
そうだよ。a
をb
で割って、その結果をquotient
に代入しているよ。
剰余演算子(%)
剰余演算子は除算の余りを求めます。
int a = 13;
int b = 4;
int remainder = a % b; // remainderは1になります
剰余演算子は余りを計算するのに使うんだよね。
そうだよ。a
をb
で割った余りをremainder
に格納しているよ。
Javaの比較演算子とは?基本の使い方まで
比較演算子の基本
比較演算子は値や変数の大小や等しさを比較します。
等号演算子(==)
等号演算子は値が等しいかどうかを判定します。
int a = 5;
int b = 5;
boolean isEqual = (a == b); // isEqualはtrueになります
等号演算子は等しいかどうかを比較するんだよね。
そうだよ。a
とb
が等しいかどうかをisEqual
に格納しているよ。
不等号演算子(!=)
不等号演算子は値が等しくないかどうかを判定します。
int a = 8;
int b = 5;
boolean isNotEqual = (a != b); // isNotEqualはtrueになります
不等号演算子は逆に等しくないかを確認するのに使うよね。
そうだよ。a
とb
が等しくないかをisNotEqual
に格納しているよ。
大小比較演算子(<, >, <=, >=)
大小比較演算子はそれぞれ、小さい、大きい、以下、以上を判定します。
int x = 10;
int y = 15;
boolean isSmaller = (x < y); // isSmallerはtrueになります
boolean isGreaterOrEqual = (x >= y); // isGreaterOrEqualはfalseになります
大小比較演算子は数値の大小を確認するのに便利だね。
そうだよ。x
がy
より小さいかどうかをisSmaller
に、またx
がy
以上かどうかをisGreaterOrEqual
に格納しているよ。
Javaの論理演算子とは?基本の使い方まで
論理演算子とは
論理演算子は真偽値に対する論理的な操作を行います。
論理積演算子(&&)
論理積演算子は両方の条件が真の場合に真を返します。
boolean condition1 = true;
boolean condition2 = false;
boolean result = (condition1 && condition2); // resultはfalseになります
論理積演算子って、両方が真の場合にだけ真を返すよね。
そうだよ。condition1
とcondition2
が両方とも真の場合にresult
に真が格納されるよ。
論理和演算子(||)
論理和演算子はどちらか一方の条件が真の場合に真を返します。
boolean condition1 = true;
boolean condition2 = false;
boolean result = (condition1 || condition2); // resultはtrueになります
論理和演算子はどちらかが真なら真を返すんだよね。
そうだよ。condition1
かcondition2
が真ならresult
に真が格納されるよ。
否定演算子(!)
否定演算子は条件を反転させます。
boolean condition = true;
boolean negatedResult = !condition; // negatedResultはfalseになります
否定演算子は条件を反転させるんだよね。
そうだよ。condition
が真なら、negatedResult
には偽が格納されるよ。
Javaの代入演算子とは?基本の使い方まで
代入演算子(=)
代入演算子は変数に値を代入します。
int a = 10;
代入演算子は変数に値を格納するのに使うよね。
そうだよ。この例では、a
に10を代入しているよ。
複合代入演算子
複合代入演算子は算術演算と代入を同時に行います。
int x = 5;
x += 3; // xは8になります
複合代入演算子は算術演算と代入を同時にやってくれるんだよね。
そうだよ。この例では、x
に3を足して、その結果を再びx
に代入しているよ。
Javaのビット演算子とは?基本の使い方まで
ビット演算子の紹介
ビット演算子は値をビット単位で操作します。
ビット論理演算子
ビット論理演算子はビットごとの論理演算を行います。
int a = 5; // 0101
int b = 3; // 0011
int result = a & b; // resultは1になります (0001)
ビット論理演算子はビットごとの操作をするんだよね。
そうだよ。この例では、a
とb
のビットごとのAND演算の結果をresult
に格納しているよ。
シフト演算子
シフト演算子はビットを左右に移動します。
int value = 8; // 1000
int shiftedValue = value << 2; // shiftedValueは32になります (100000)
シフト演算子ってビットを移動させるのに使うんだよね。
そうだよ。この例では、value
のビットを左に2つシフトして、その結果をshiftedValue
に格納しているよ。
その他のJavaの演算子(三項演算子とinstanceof演算子)
条件演算子(三項演算子)
条件演算子は条件に応じて値を返します。
int a = 5;
int b = 3;
int max = (a > b) ? a : b; // maxは5になります
三項演算子は条件によって値を返すんだよね。
そうだよ。この例では、a
がb
より大きいかどうかを判定して、大きい方の値をmax
に格納しているよ。
instanceof演算子
instanceof演算子はオブジェクトが指定したクラスのインスタンスであるかを判定します。
Object obj = new String("Hello");
if (obj instanceof String) {
// objはStringクラスのインスタンスです
}
instanceof演算子はオブジェクトが特定のクラスのインスタンスかを確認するんだよね。
そうだよ。この例では、a
がb
より大きいかどうかを判定して、大きい方の値をmax
に格納しているよ。
Javaの演算子の優先順位と結合性
優先順位の理解
演算子の優先順位は、どの演算子が先に評価されるかを示します。
結合性の概念
結合性は同じ優先順位の演算子がどのように結合するかを示します。
まとめ
重要なポイントのまとめ
- 演算子はプログラミング言語において操作を示す記号やキーワードである。
- 算術演算子は数値の計算に、比較演算子は条件の比較に、論理演算子は論理的な操作に使用される。
- 代入演算子は変数に値を代入し、ビット演算子はビット単位での操作を行う。
演算子の使い方の基本ポイント
- 演算子を使って変数や値に対する操作を効果的に行うことが重要。
- 優先順位や結合性を理解して、期待通りの評価順序を確保する。